昨日に続き、趣味の話をしたいと思います。
【趣味その2】
キャラさんといえば、平和の象徴で、見ているだけでも本当に癒されます。
特に毎年、埼玉県羽生市で行われている「世界キャラクターさみっと」は、約400体のマスコットキャラクターが集まるので、本当に圧巻です。
ステージ上でキャラさんが勢ぞろいして、並んでいる姿を見ると、心の底から平和を感じて、幸せな気分になります。
そして、私が何でキャラさんが好きかというと、一番の理由は「喋れない」から。
基本的に、キャラさんは言葉を発することが出来ないので、アテンドさんに助けてもらわないと、自分で移動することも出来ないのです。
それが、不器用な自分と重なって、何だかキュンとするのです。
イベントに行っても、喋らなくていい。
そもそもキャラさんとは会話が成立しないので、こちらも黙っていればよく、握手したり、写真を撮るだけで満足できます。
しかも、人間と違って絶対にこちらに危害を与えてこないので、安心感が100%なのです。
(まさにコミュ障の私にピッタリ。笑)
そして、キャラさんとアテンドさんの関係性を見て、自分で出来ないことは、遠慮なく助けてもらえばいいんだな、ということもキャラさんから学んだ気がします。
段差ひとつ自分で上れないから、遠慮なく手を借りる。
人間同士もこれが自然に出来たら、生きるのがだいぶラクになる気がします。
今やキャラさんは、数えきれないくらいいますが、その中でも、私が特に応援しているのが、ふなっしー。
元々は、全く喋らないキャラでしたが、途中から必要に迫られて喋るようになり、今のスタイルが定着しました。
ふなっしーの魅力は、
・頭が良くトークが面白い
・優しくて穏やか
・絶対に人の悪口を言わない
・いつも全力で一生懸命
・人が良すぎて頼まれたら断れない
・「邪」が一切ない(まさに妖精さんにピッタリの性格)
・思考の偏りがなく常にオープンマインド
他にもまだまだありますが、とにかく、ふなっしーの発する波動はとても温かく穏やかで、周りにいる人を一瞬で幸せにしてしまうのです。
元々、ふなっしーは非常に思慮深く、内向的で単独行動が好きなキャラさんです。
(キャラっていうか、正確には中の人・・・だけど)
でも、頻繁にテレビに出るようになり、自分の存在が誰かに元気を与えるならと、
やりたくない仕事も全部引き受け、過酷な海外ロケで、死にかけるような危ない目にも遭ったり、随分と色々なことにチャレンジしてきました。
人が良すぎるあまり依頼を断れず、求められてるなら、やらなきゃいけない。
そんなふうにして、身も心もボロボロになってしまい、結果とんでもない暴挙に出ます。
テレビ局からの着信はすべて拒否(笑)
テレビ局のプロデューサーさんからの電話は、すべて無視して徹底的に出ないという、
ふなっしーらしい回避方法でテレビの仕事を断るようになり、今は自分の動画チャンネルを作り、
「我々は無理をしない」というスローガンを掲げて、ゆるーく活動しています。
ふなっしーがイベントで必ず言う言葉があります。
「人生は思い出作りなっしー。人は楽しい思い出がたくさんあったら、それだけで生きていけるなっしー。」
ふなっしーに限らず、キャラさんって一切手を抜かないんです。
子供相手の商売ですから、手抜きしていい加減な対応をしたら、子供に全部バレるんです。
くまモンなんて、夏の炎天下で気温35度の中、「くまもとサプライズ!」を全力で踊るのですが、本当に一切手抜きなしなんです。
見てるこちらがヒヤヒヤするんですよ。
中の人、熱中症で倒れるんじゃないかって(^_^;)
喋れないキャラさんから学ぶことは無限にあります。
ふなっしーは喋るキャラだから、お喋りで色々楽しませてくれるけど、人って結局会話が全てではないということ。
喋れなくても思いは伝わる。
あと、絶対に無理はしちゃいけない(笑)
キャラさんの活動限界時間はMAX15分くらいですが、私も人と対峙する時のエネルギー量はたぶんそれくらい。
なので、スキゾイドの私には、共感するポイントがとても多いのです。
普通に考えて、着ぐるみのバイトって、とても過酷な仕事です。
でも、目の前のお客さんを楽しませるために、全力でパフォーマンスする。
ディズニーもそうですが、彼らはプロです。
学ぶことが本当にたくさんあります。
正直、キャラクターの世界を知るまでは、「着ぐるみのバイトなんかやって何が楽しいのかな」と思っていましたが、
目の前のお客さんを楽しませるために命を張って、全力で活動しているキャラさん達を見て、今は尊敬しかありません。
言葉はなくても、何か別の姿になっていたとしても、「自分」を表現する方法はある。
非常に面白い世界だなと思います。