この一年間、今までで経験したことがないくらい、のんびりと生活をしている。
昔の私なら、ダラダラするとか、無駄な日々を過ごして、何の価値も与えない人間は、存在する意味のないクズだと思っていた。
そもそも、私の思考はすべて「諦め」から始まっている。
どうせ自分の思い通りになることなんて、この世に一つもないんでしょ、と。
そうして、基本的に何にも期待していないから、何でも感情を消して淡々とやれるし、
世の中の大半のことは、本当にどうでも良かった。
そりゃあ、そうなるよね。
「母親の願い通りに生きる」
その努力は、もう18歳までに一生分やったよ。
そこで必要なエネルギーは、もう全部使い果たしたんだ。
だからもうこれからは、のんびり生きていこうと思う。
諦めること。
それ自体は悪くない。
ただ、それって全く幸せじゃないんだよね。