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内観の記録。その他。

皆既月食なう

完全に浮かれています。

皆既月食なんて聞いたら、それは見に行きますよね。

 

月が一番きれいに見える場所に行って、ずっと待っていました。

 


きれーい(*'▽')

最高のお月様でした。

 

月の大部分が影に入った瞬間を見れて、あまりに感動してずっと眺めていました。

 


皆既月食が89年ぶりにあると聞いてから、

 

「え、月食?いつ?」

「どこどこ?どこに行けば見れるの?」

 

と、うるさいくらい騒いでいました(笑)

 


昔の私なら、近くにこういう人がいたら、

 

「月なんて興味ないよ。うるさいなぁ。」って思っていたと思います。

 


どれだけ酷かったんでしょう。

昔の自分(笑)

 

もう思い出したくもないです(^_^;)

 


次は65年後らしいので、もう次回は私は確実に死んでますね。

 

今回見れて本当に良かったです。

 


人生って結局、目の前のことを一つずつ楽しんで、それで思い出をあの世にたくさん持ち帰ることしか出来ないんじゃないかなと思っています。

 


40歳で気付いて良かった。

自分を救い出して良かった。

 

って本当に思います。

 


最近、親がもう高齢で、残り時間が少ないことを本人たちも知っているのか、やたらと旅行に行きたがります。

 

コロナの事もあるので、ちゃんとワクチンを打って対策をしての旅行にはなりますが、一泊二日の温泉旅行を本当に心から楽しんできたようです。

 


帰ってきて、嬉しそうに実家から電話がかかってきて、

 

「本当に楽しかったー!また行きたい!!」

「またいい旅館あったら調べといて!!」

 

と催促してくるわけです。

 


ちなみに、旅先をリサーチするのも、旅行代金を支払うのも全部私です(笑)

 

でも、それで喜んでもらえるなら、こんなに嬉しい事はないのです。

 


人生の残り時間が見えた時、まるで生き急ぐように思い出を少しでも多く作ろうとする親。

 

そんな両親を見ていると、「人生は思い出作り」という言葉が本当にしっくりきます。

 


そして、それが生きるってことなんだろうなとも思います。

 

そう考えると、私は今までいかに「生きて」いなかったかがわかります。

 


40歳超えて、やっと本当の意味で人生を楽しめるようになった。

 

これは神様からの最後のギフトだと思っています。

 


ちなみに両親は、明日は焼肉食べ放題に行くそうです。

 

友達12人の大所帯で。

私と違い二人とも社交的で友達が多い。

 


親子なのに何でこんなに違うんだろう?と思いつつ、全力で残り時間を楽しんでいる両親を見て、私も何だか生き方を教えられているような気がします。

 


私を人生が楽しめないような子供に育てたのは母親なんですけどね。

 

今頃になって、親を通して大切なことに気付いていて、本当に人生とは皮肉なものです(笑)