私は今、ブログとTwitter、Facebookなどで情報発信をしているのですが、そうすると時々メッセージを頂くことがあります。
その中でも特に多いのが「助けてください」というメッセージです。
自分も私と同じような心の問題で苦しんでいる。
どうにかしたいけど、自分と向き合って色々考えても、答えがわからないので、どうか助けてくださいというものです。
ハッキリ言います。
自分の問題は自分で解決してください。
この手のへルプは、自分を変える覚悟のない甘い考えを持った人の戯言です。
実は、「助けてください」と他人に求めてしまう人の裏側にはある本音があります。
それは、
「私は自分の責任で自分の人生を変える覚悟がありません。あわよくば、他人から効率よく答えをもらって、表面の痛みだけ簡潔に取り除いて、それでもうまくいかなかったら、人のせいにしようと思っています。」
それが本当の心理です。
そして、怖い事にこの本音に、本人も気付いていません。
人を助けるというのは、とても難しい事で、例えば道で倒れている人を助けるのは、人として当たり前のことだと思います。
でも、心の問題については、他人には解決が出来ない。
自分でどうにかするしかないのです。
今自分が何で苦しいのか、その理由を一言でズバッと言ってもらえたら、ラクだし救われるかもしれませんね。
でもそれで、ズバッと言ってもらった答えをそのまま利用して、人生が変わると期待しても、結局は変わらないから、「あんたの言った通りにやったけど、余計しんどくなった!」と文句を言う。
基準が全部他人任せなんです。
悪い事言いません。
他人にどうにかしてもらおうと思ってるうちは、内観や認知行動療法なんてやらない方がいいです。
余計こじれるだけですから。
私は精神科も行きましたし、カウンセリングも通いましたし、ネットで信頼できそうな人に相談をしたこともあります。
でも誰一人、私にとって必要な答えを持ってる人はいませんでした。
なぜなら、自分のことは自分にしかわからないからです。
他人に答えを聞いているうちに、またそこで新たな刷り込みがされて、余計にこじれていきます。
こちらが良かれと思ってアドバイスをしても、「いや、それは違うんですよね。」と平気で言ったりする。
じゃあ、最初から自分で考えなよ、と言いたくなる。
私は他人の事は一切わかりません。
相手の心の中を見る超能力も持っていません。
ネット上にある様々な記事や動画や音声をヒントにするのは良いと思います。
でもそれはあくまでも、自分の記憶を引っ張り出すための呼び水であって、本当に必要な答えではありません。
もう一度言います。
「助けてください」と心の問題について他人に安易に助けを求める人は、
・本気で人生を変える気がない
・もしうまくいかなかったら他人のせいにしようと思っている
これは回避癖と言って、スキゾイドと少し似ている回避性パーソナリティ障害の特徴でもあります。
基本、逃げの姿勢が裏側にあるので、そこと本気で向き合ってください。
自分を変えることは、生きるより大変なことです。
たった数日考えたくらいで、簡単に答えが出てくるなんて、そんな都合の良い話はないですからね。
これなら死んだ方がマシだという苦痛を乗り越えた先にだけ、回復があります。
ちょっと厳しいことを書きましたが、あまりにも他力本願で、簡単に答えをもらおうとする人が多かったので書いてみました。
そして、「助けて欲しい」と思ってしまう人のその裏側には、一体どんな思い込みが隠れているのか、ご自身で探ってみてください。
ちょっとだけヒントを書くと、昔助けて欲しかった時に、助けてもらえなかった記憶があるんじゃないかなと思います。
その時、何を感じたのか。
私はこれもお試し行動の一つではないかなと思っています。
とにかく、自分を本気で変えたければ、誰かに頼ってはならないし、言い訳をしてもいけない。
人に助けてもらったり、頼ったりしてもいいのは、自分のことは自分でやると決めた者だけです。
そして私が出来るのは、そういう人の応援だけだと思っています。