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内観の記録。その他。

精神科の現状とスキゾイドのあれこれ

久しぶりにスキゾイド関連の動画を見ました。

これです。

 

www.youtube.com

 

先月アップされたばかりの動画ですが、この違和感わかります?

 

当事者なら、全力で「違うよ!そうじゃないよ!」ってツッコミを入れると思います(笑)

 

 

実際、スキゾイド患者は、相手を飲み込んでしまう、または飲み込まれる感覚に対して、強い恐怖心を持っています。

 

でも、お医者さんにはそれが分からない。

 

ちゃんと言語化して説明することが出来ない。

 

これが現状です。

 

 

私が精神科でスキゾイドパーソナリティ障害と診断された時も、終始こんな感じでした。

 

決してこのお医者さんが、的外れな回答をしているわけではないです。

 

単純にわからないのです。

 

 

ハッキリ言います。

 

スキゾイドの気持ちは、スキゾイドにしかわかりません。

 

いくら勉強して知識はあっても、患者に寄り添うことは出来ません。

 

だから私は通院を辞め、自分で治す道を選びました。

 

 

もし、自分がスキゾイドかも?って思って、精神科を受診しようと思っている方がいたら、診察の時にこのような対応をされる可能性があることを知っておいてください。

 

医者はスキゾイドについて、ほとんど知りません。

 

スキゾイドの感覚がわかりません。

 

 

そして病院での治療は極めて困難です。

 

後々、私が病院を受診してから診断されるまでの話もブログに書こうと思っていますが、スキゾイドほど病院との相性が悪い障害はないです。

 

 

そしてほぼ同時期に公開されたこちらの動画。

 

www.youtube.com

 

わかるー!!

 

と思わず叫んでしまったほど、こちらの動画の解説は、スキゾイドの特徴そのままですね。

 

もし、この動画を作った人が、スキゾイド当事者でないのなら、もう天才ですね。

 

見事にスキゾイドの特徴をわかりやすくまとめてくれています。

 

 

そして最後の一言。

 

「比較的症状が軽いスキゾイド傾向の人と、障害になりうる重い症状のスキゾイドの人を一緒に語ることはよろしくない。

 

またスキゾイドをむやみに拡散することで、自称障害者が増えてしまうから、名前だけを一人歩きさせないこと。」

 

この部分。

まさにこれなんです。

 

 

私は以前から、Wikipediaスキゾイドのページに書かれている「本人は本障害によって、生活する上で困ることが何一つ無いため、カウンセリングなどを受けに行くことは無く、また行ったとしても、すぐ診療を受けることをやめてしまう。しかし、それによって他人に迷惑をかけることはないので、本人が困っていなければ診療をする必要は無い。」

 

という一文がずっと危険だと思っていました。

(今はこの一文が削除されていて、ホッとしています(^_^;))

 

 

これが当てはまるのは症状の軽いスキゾイド気質の人だけで、むしろ症状が重い人ほど深刻で今すぐ治療が必要なんです。

 

「本人が困っていなければ」というのも、病院に行きたくない口実として、困っていないフリをしている可能性は十分にあります。

 

病院に行って医者と話すくらいなら、平気なフリをする。

 

私ならいくらでもその演技をやります。

 

 

そしてもう一つ。

 

単なるスキゾイド気質の人たちは、「スキゾイドという言葉をもっと広めて、色々な人に理解してもらって、スキゾイドが生きやすい社会を作ろう!」とか言ったりしているのを以前、見たことがあります。

 

そんな事、本当に思ってるの?って、正直ビックリしました(^_^;)

 

 

温度差が違いすぎます。

 

本当に治療が必要なスキゾイドは、そんなに生易しいものじゃないし、スキゾイドという言葉を安易に広められたら、むしろ迷惑なんです。

 

それが障害というものです。

 

 

スキゾイドという言葉が広まって、みんながスキゾイドを理解してくれたら、生きやすくなるんじゃないんです。

 

社会が自分の欠点を補填して、生きづらさを埋めてくれるわけではない。

 

今、HSPがまさにその状態になっていて、HSPという言葉が広まってしまったことで、本当のHSP(生まれ持ったHSP気質の人たち)は本当に苦しんでいます。

 

 

スキゾイドという言葉を、自分を守るための便利な道具として使うのも、ある程度は仕方がないですが、本当にこの障害で苦しんでいる人たちと、スキゾイド気質の人たちとでは、全く苦しみの土俵が違うので、まるで流行語みたいにTwitterのトレンドとかに出てきたら、本当に迷惑なのです。

 

HSPという言葉が広まったことによって、元々生まれながらにHSPだった人たちが、どんな気持ちでいるか、どれだけ苦しんでおられるか、その現状を知るにつれ、スキゾイドも同じ状況になって欲しくないと心から思っています。

 

 

実際、かなりメジャーな言葉として広まっているADHDアスペルガーの人たちは、その言葉が広まって、みんなに知ってもらうことで、生きづらさが解消されていますか?

 

むしろ中途半端に言葉を知られていることで、逆に苦しさが増していると当事者から聞いたことがあります。

 

「私、ADHDなんです。」と理解してもらったところで、「ADHDなら忘れ物しても仕方ないか。」とはならないのが社会なんです。

 

 

「あちらを立てればこちらが立たず」みたいに、誰かを尊重すると全体のバランスがおかしくなっていくのが社会であり、「そうか君はスキゾイドか。じゃあずっと独りで好きにしていいよ。」なんて状態を望むのは、あくまでもこちら側だけの都合で、相手のことは何も考えていないんです。

 

 

それに、スキゾイドを世の中に広めるには、スキゾイドを正しく理解してもらう必要があります。

 

それを、ちゃんと説明できますか。

 

 

たぶん、当事者であっても、冒頭のお医者さんのようになると思います。

 

私は当事者ですが、とても2本目のような解説動画を作れません。

 

 

なぜなら、動画で解説されているような内容に触れたくないからこそ、ひた隠しにしているのであって、スキゾイドを説明することは、当事者にとっては拷問に近いくらい、自分の内面を吐露することと一緒なんです。

 

もうここら辺の問題は非常に難しく、大抵のパーソナリティ障害は、病院で診断された患者よりも、ネットや本などの自己診断で判明した自称パーソナリティ障害(またはその気質を持った人たち)の声の方が大きいんです。

 

 

もちろん、スキゾイド気質の人たちも生きづらさを抱えていることは事実だし、私も症状が軽かった時期があるので、スキゾイドパーソナリティ障害とスキゾイド気質を明確にわけて、障害側と気質側で別のものとして話をして欲しいなどと言う気は全くありません。

 

しかも私の場合は、アダルトチルドレンも混ざっていますし、回避性パーソナリティ障害の傾向もあります。

 

 

細かいことを言い始めたらキリがないのでこの辺にしますが、ただ一つ思っているのは、私がブログでスキゾイドについて書き始めてから、私のところに頂いた当事者からの個別メッセージは、全員例外なく早急に治療が必要な、症状が重い方ばかりでした。

 

本当に苦しんでおられて、その気持ちが手にとるようにわかりました。

 

ネットで色々情報を探したけれど、出てくるのは症状の軽いスキゾイド気質の話ばかりで、スキゾイドパーソナリティ障害として実際にリアルな話を書いている人のブログは私のブログしか見つからなかった。

 

とても参考になったし、勇気をもらったと言ってもらいました。

 

 

しかし私も治療中の身で、最終的にどうなるかは全くわかりませんし、自分がスキゾイド100%という認識もありません。

 

実際には、SPD+AC(+回避性)含め、愛着の問題も持っています。

 

だから、あえてブログのタイトルにはスキゾイドという言葉は入れていませんし、スキゾイドに特化したブログでもないです。

 

 

このブログに書いていることは、すべてSPD+ACの回復過程であり、正しい答えは私にもわかりません。

 

ただ伝えたいのは、お医者さんには知識はあるけど、スキゾイドの気持ちはわからない。

 

当事者以外の一般の人にもわからない。

 

自分のことを理解できるのは、自分だけだということです。

 

 

パーソナリティ障害についての情報を得る時は、その辺を十分に注意して、取捨選択してください。

 

このブログは、「スキゾイドを克服しようとしている人」のブログです。

 

スキゾイドのまま自分を変えることなく、社会とどうにか折り合いをつける方法は、一切模索していません。

 

何故ならそれは、今まで散々やってきて、全て失敗しているからです。

 

 

医学的に正しい情報が欲しいだけの人は、医学書を読んでください。

 

英語が出来る人は、日本より海外の情報を見た方がいいです。

 

よっぽどたくさんの情報が得られますし、特にイギリスがおすすめです。

 

SPDWikipediaも出来れば、翻訳を使って英語版の方を読んで下さい。

 

 

同じスキゾイドちゃんと共感しあって、仲間意識(安心)を持ちたい人は、そちらのグループや当事者研究会に参加したり、掲示板などで悩みを共有してください。

 

私は前例のほとんど見当たらない、「スキゾイドパーソナリティ障害を克服する」ことにチャレンジしている人です。

 

そういう意味では、スキゾイドの中身を遠慮なくまき散らしているかなり迷惑な人ではあります。(だからこそ、このブログは見る人を相当選ぶので、本当に必要な人だけが偶然辿り着けばいいと思っています。)

 

 

 

自分の症状や現在のステージに合わせて必要な情報を取り、もしこのブログに書いてある内容で、何か参考になることがある場合は、「自己決定感」でもって、自分の意志でどうするか決めてください。

 

このブログには答えではなく、ただの当事者の回復の記録が書いてあるだけです。

 

ということで、今回は非常に暑苦しい文章になってしまいましたが、この辺で終わりたいと思います。