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顔を隠してテレビに出るアーティスト

今日見ていた「ミュージックステーション」で、ある女性アーティストさんが、顔を隠した状態でテレビに出ていたんです。

 

歌を歌っている時、顔を何かベールのようなもので隠して、表情が全く見えないようにして歌を歌っていた。

 

 

これが凄く気になって調べてみると、どうやらこのアーティストさん。

 

「今後メディアでは一切顔出しをしないで活動をしていく」と決めたそうなんですね。

 

なら、テレビに出なければいいのでは?と思ったのですが、本人は出たくないけど、周りから出て欲しいと言われるから仕方なく出ているそうで。

 

 

もう凄い矛盾だらけですよね(^_^;)

 

分かりやすく言えば、ダブルバインド(二重拘束状態)に完全にハマっています。

 

出たいけど出たくない。

自分の存在は知っていて欲しいけど、顔は出したくない。

 

 

わかります?

これ、本当に危険なんですよね。

 

相反する状況の中に自分を長期間置いておくと、精神が分裂しておかしくなります。

 

実際、このアーティストさんは、精神疾患を持たれているようで、うつ病パニック障害、拒食症などがあるようです。

 

 

そりゃあ、なりますよね。

 

自分が統合されていないんだもん。

 

私は子供の頃、両親が凄く厳しくて、同居していた祖父母が孫に対して過保護な対応だったので、完全に精神が分裂し、一体どちらの言うことに合わせたらいいのか、わからなくなっていました。

 

今でも、本当の自分と社会用の表向きの自分が統合されていない感覚はずっとあり、精神の分裂を感じる場面は多々あります。

 

 

その怖さを知っているからこそ、テレビを見ていて、このアーティストさんの、メディアには出るけど顔は出したくない。

 

一体どっちなの?

あなたは一体どうしたいの?

 

というところに、一人でツッコミを入れていました(笑)

 

 

たぶん、この状態でずっといたら、すごく苦しいと思いますよ。

 

自分なんてどうせ価値がない。

 

そういう無価値感を感じていながら、世間から見捨てられたくはないから、その間で必死に自分を保っている。

 

 

そんな感じがしました。

 

でもだからこそ、この方の書く歌はとてもクオリティが高く、本当に素晴らしい作品が多いです。

 

ある意味で、精神が病んでいる時にこそ、人間が生み出す詩的なものというのは、何とも言えない良さがあったりするので、そこがもどかしい所でもあるのですが(笑)

 

 

GReeeeNみたいに、本業である歯科医師の仕事に支障をきたさないため、という理由で顔出しをしないなら全然良いのですが、今回のアーティストさんみたいに、自分に自信がないという理由で自分を隠していく方向に行くのは、個人的には心配な面が多いなと思いました。

 

 

そういう意味では、“いい状態の安室奈美恵ではなくなったらやめる”と決意して、潔く引退した安室奈美恵さんは、本当に凄いなと思いますね。