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内観の記録。その他。

悪魔のささやき

脳は基本的に怠惰だから、考えることを放棄させるために、頻繁に「諦めちゃいなよ!」と囁いてくる。

 

でも、その囁きに乗ってはいけない。

 

この世に諦めていい事なんて一つもない。

 


脳が思考を停止させるために囁いたものは、すべて偽物の諦めの感情だ。

 

本当に諦めてもいいのは、物理的にどうしても無理なものだけ。

 

 

そして諦めに意味があるのは、仏教の本来の意味「諦める=明らかに眺める」でもあるように、一回手放して明らかにその現象を眺めて、今の状況を客観的に観察することで、冷静になれる効果だけ。

 


ただし、スキゾイドが持っている諦めはこれよりもっと深く、異質なものだと思っている。


石の上にも三年じゃないけど、諦めの世界に留まりすぎて、完全に不動状態になってしまい、もはや動かすことすら難しい。

 

 

それしか生きる手段がなかったとはいえ、幼少期に悪魔が囁いた「もう全て諦めちゃいなよ!」という言葉に素直に乗ってしまったあの瞬間から、私の人生は狂ったと思っている。