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内観の記録。その他。

全部歌丸のせい

今朝テレビで、三遊亭円楽さんの追悼番組を見ていたら、面白い気付きがあった。

 

生前、インタビューを受けている円楽さんの発言。

 

「俺の代わりなんていくらでもいる」

 

 

この発言を聞いた時、残念ながらこの思考では病気になるなと思った。

 

「自分の代わりなんていくらでもいる」

 

それはつまり、「そこに存在するのは自分じゃなくてもいい」ってこと。

 

 

誰でもいいなら、もう自分はいらないじゃん。

 

脳はそう判断して自分を消そうとする。

 

 

そして面白かったのは、その後。

 

「俺がこうなったのは全部歌丸のせいだ!」

 

さすがに落語家さんだなと思い、思わず爆笑してしまった。

 

そこにオチを持ってくるとは(笑)

 

と思った直後、また大事なことに気付いた。

 

 

こんなふうに、面白おかしく笑いで誤魔化すのも、典型的な自分と向き合いたくない人の特徴。

 

自分は弱い人間だと思いたくない。

 

自分には才能があると思いたい。

 

 

でも心の中にはずっと不安があり、弱い自分をひたすら隠し続ける。

 

いざとなったら、別に俺じゃなくてもいいんだよ。

 

代わりはいるんだよ。

全部歌丸が悪いんだよ。

 

 

人のせいに出来たらラクだよね。

 

自分と向き合わなくていいから。

 

 

朝から大きなヒントを頂きました。

 

認知行動療法は思考のトレーニングですから、他人の事例を深堀りすることで、自分にも応用していきます。