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人間関係リセット症候群

今日は、「人間関係リセット症候群」というワードが、ずっとTwitterのトレンドに上がっていた。

 

人間関係リセット症候群とは、人間関係において自分に不都合な出来事があった時に、その人たちとの関係性を一切絶って、完全にリセットしてしまうこと。

 

 

今までの人間関係をすべてリセットし、また一から新しい世界で生活しようとする癖がやめられない人たちのこと。

 

これ、気軽な名前で呼んでいるけど、明らかに日常生活に支障が出ていたり、周りに迷惑をかけているのなら、回避性パーソナリティ障害の可能性もあるから、もしそうであるなら、適切な治療が必要。

 

 

なんか最近、こうして自分自身に手軽にラベルを貼ろうとする人が多くて、うんざりする。

 

そりゃあ、自分と向き合うよりも、手っ取り早くラベルを貼る方がラクだから、みんな都合のいいラベルが欲しいのはわかるよ。

 

 

人間関係がうまくいかない自分のパーソナリティの問題を「私、人間関係リセット症候群なんで、仕方ないんです。」って言えたら、自分は変わらなくていいし、相手にも自分は悪くないんですアピールが出来る。

 

 

でもこれの一番の問題は、自分に都合のいいラベルを貼れば貼るほど、現実が悪化するということ。

 

ラベルを手に入れても、人生は1ミクロンも変わらないどころか、事態はどんどん悪くなり、最終的にはこじれて手のつけようがないところまでいってしまう。

 

 

安易にラベルに縋る人たちを見ていると、自分と向き合いたくない人がどれだけ多いかが分かる。

 

嫌なことを徹底的に回避して、逃げて逃げて、その先に残るものは何?