昨日「自分を完成させるという罠」という記事を書いたのですが、もう一つ重要な要素が抜けていたので、追記としてこちらに書きたいと思います。
昨日書いたのは、人間を完成させたいという思いを持っている人が陥っている呪いみたいな話だったのですが、もう一つ何故「完成」というものにこだわるのか、その本当の目的とは何なのかについては触れることが出来なかったので、その部分を今日改めて書きたいと思います。
自分を完成させたいと思っているその裏にある真の願いとは、実は自分を統合させることなんです。
私もそうだったのですが、表の自分(社会生活用にデフォルメした自分)と本当の自分(ありのままの自分)に大きく乖離がある場合、当然ですがありのままの自分は常に置き去りになっていて、長らく分離されたまま統合出来ずに生きています。
でも当然ですが、人間が幸福に生きるためには自己受容が最も大切であり、自己受容をするためには自分が統合されていないと、ありのままの自分を受け入れることが出来ないんです。
ということは、普段自分が言っている「人間を完成させたい」というその言葉は、「自分を統合させたい」という言葉とイコールなんです。
つまりね、表の自分(社会生活用にデフォルメした自分)と本当の自分(ありのままの自分)が分離しているから、この状態だと自分という一人の人間は完成されていないわけなんでよすね。
バラバラになっているわけですから。
それが魂にとっては違和感でしかなく、とても気持ち悪い状態なんです。
だから魂が言ってくるわけですね。
自分を完成(統合)させてくれー!!と。
つまり人間の完成というのは、魂からの早く自分を統合させてくれという声であり、あなたにとっての本当の完成とは自分を統合させることなんだよと。
だけど、人間というのは訳の分からない理屈で自分を誤魔化してしまうもので、いつの間にか壮大な神様みたいな存在を目指すことを完成だとか思い込んでしまったんですよね。
そうじゃなくて、自分の魂が本当に伝えたいのは、あなた自分が分離しているよ。
統合されてないよ。
だから、統合してね。
で、その統合っていうのが、あなたが言う完成のことなんだよと。
そうやってメッセージを送っているんです。
なので、自分が分離している人ほど、元の一つの自分に戻りたくて、自分を統合させるために人間の完成を目指し始めるという図式なわけです。
逆に言えば、自分がしっかりと統合されている人は、人間の完成なんて目指さないってこと。
自分の口から「完成」なんて言葉が出てくるってことは、統合されてない自分への忠告でもあるんですよね。
これも私自身、かなり深掘りして気付きましたが、気付いた瞬間は全身の力が抜けて、思わず笑いがこみ上げてきましたよね。
魂の声がちゃんと聞けてなかった自分があまりに恥ずかしくて(^_^;)
けど、「完成」=「統合」
これに気付けたら、何で自分が完成なんてものを目指していたのかわかると思います。
本当の自分は知ってるんですよ。
自分が統合されて、自己受容出来たらその瞬間からもう幸福だってことを。
私と同じような状態にある人は、今回の記事も参考になったかもしれません。
もし昨日の記事と今日の記事を読んで、何か思うところがあった方は、ぜひ私の掘り下げ内容を参考に、自分でも深く内観してみてくださいね。