私はミスコミュニケーションがとても多いので、よく人間関係で失敗する。
というより、過去を振り返って、人間関係でうまくいったことなど一度もない。
(だいたい言葉が足りないか、余計なことを言うかどっちかで問題を起こす)
だからこそ、人格まるごと立て直すなんてことを、この歳でやる羽目になっているのだけれど、我ながら色々な所でやらかしているなぁと感心する。(もちろん悪い意味で。笑)
昔の私は感情を全て切り離して生きていたから、今持っているような悩みを持つことは皆無だった。
喜怒哀楽の全ての感情を切っていた時は、本当に生きるのが楽だった。
人と人との間に生じる面倒な摩擦など知る由もなかったし、スキゾイド全盛時代はそもそもずっと一人でいて、誰とも喋らない無害な人だったから。
でも感情を取り戻して、1つ1つの出来事に心が反応するようになってから、感情が正しく動くことがこんなに大変なのだと知って、わりと素直に驚いている。
人生は黙って何も余計なことは言わず、傍観者でいるのが一番楽で安全だ。
口を開けばだいたい良い結果にはならないし、人と関わり始めた瞬間、悲劇は起こり続ける。
言葉ほど正しく伝わらないものはない。
私の場合、そもそも養育者である親との間ですでにコミュニケーションが不全だった
から、正しいコミュニケーションの方法が未だにわからない。
そんな私を守ってくれていたのかスキゾイドちゃんだった。
スキゾイドちゃんでいたことで、自分がどれだけ守られていたか、半分以上抜けてみて痛感している。
何も感じない
最初から全て諦めている
一人の安全な世界にさえいれば何も傷つかない
スキゾイドちゃんの生きている世界はある意味、人を救う。
でも私はあのスキゾイドちゃんの世界にはもう戻らない。
例え大変なことがたくさんあっても、やっぱり人間は人間らしく生きることが幸せだと気付いたから。
全て諦めて感情を封印して誰とも関わらないあの世界にはもう絶対に戻りたくない。
宇宙人から人間に戻る過程で、進化成長の途上にいる時は苦労が伴って当然だから、あまり気にしないことにする。
頑張る。