ここ数日、与沢さんの話が続いてしまっていますが、今回はそこから学んだ個人的なことを書いてみたいと思います。
与沢さんは今回の転落も含め、何で自分の人生がいつもこうなるのかというところを必死で自分と向き合って格闘しながら、その様子を毎日Youtubeライブで配信して下さっています。
それを見て、私も与沢さんの動画を内観の材料にさせてもらっているのですが、結局人間を破滅に追い込むのはトラウマなんだなと。
与沢さんは今回の人生転落について、
・子供時代に温かい家庭を経験出来なかった
・どこのコミュニティにも所属出来ず社会に適応出来なかった
この2つのトラウマが原因だとおっしゃっていて、ずっとこの2つのトラウマと葛藤してきたけれど結局うまくいかず、また自分を破滅させてしまったとおっしゃっています。
これは私も全く同じで、私もずっとこのトラウマと向き合ってきたんですよね。
私は長年、母親が怖いというトラウマを抱えていて、そのストレスを私は自分の世界に閉じこもることで自分をどうにか保ってきたのですが、その中でも一番よく使っていた手法が全てを「無」にするという手法なんです。
感情のスイッチを全て切って何も感じないようにし、全てを無にする。
もはや諦めと言ってもいいです。
私自身は社会的に問題を起こしたりルール違反をしない代わりに、自分から完全に感情を切り離して全てを無にし、社会と隔絶してひたすら孤独に引きこもるという手法でストレスを乗り切ってきましたが、
自分の中にある負のエネルギーがどこに向き、どういう形で表れるかを考えた時、私も内に溜め込んでいる抑圧したストレスが外に向けばきっと大変な非行者であり、社会的な問題を起こしている側なんだろうなと思ったんです。
「真っ当に生きる」という自分の中のルールが私の暴走を抑えているだけで、本質的に持っている心の闇は、私も与沢さんと同じなのかなと。
社会と関わっている時は、全ての感情を切って何も感じないようにしていたけれど、仮にもし感情がしっかりと伴った状態で社会生活を送らねばならないというルールがあったなら、私もきっと破滅していたんじゃないかなと。
私も社会と隔絶したところから、何度も社会と合流しようと試みたけれど、それがどうしても難しく、だからこそ俗世間とは一線を引くことで、どうにか生き延びる術を取っていたのですが、何でそんなことをしていたかというと、もうこれ以上傷つきたくなかったからです。
つまり、心の防御、自己防衛です。
家族のトラウマを未だに持っている人、親との関係性の中にずっとしこりがあってまだ乗り越えられていない人は、形は違えど自分が抱えているトラウマの膿を出そうともがいているのは同じだと思うんですよね。
もちろん犯罪を犯した人の話を美談にするつもりはないですが、与沢さんの内面をリアルに吐露したライブ配信を見ていると、私もずっと葛藤しているもの、根っこは与沢さんと同じなんだなと思うことが多くて。
自分がこんな感じだから、社会不適合者とか破天荒な人たちの気持ちがすごくわかるし、だからこそついそっち側の人間をいつも応援してしまうんですよね。
で、最後についでなのでこれも言っておきたいんですが、表面的に幸せそうな雰囲気を装って、「私は幸福に生きてます!」みたいなアピールをしているけれど、実際はトラウマだらけで全く幸せではないという人もたくさんいます。
そして、私はこっちのタイプの人の方が悪質だと思っています。
人間の本音って行動、特に癖に出ます。
言葉では幸せとか言ってるけど、爪を噛む、独り言を言う、すぐに下を向く、髪の毛を触る、顔を触る、目が泳ぐ、ポケットに手を入れる、足を組む、舌を出す、視線を逸らすなど、何かの癖のサインが頻繁に出ている人はもれなく嘘つきです。
体に何らかの癖が無意識の反応として出ているのに、幸せなフリをしている人を私は「口だけ幸福」と呼んでいます。
社会的に犯罪を犯す人は論外ですが、自分の心の傷をうまく隠して、嘘の幸福アピールをしている人も同罪です。
何故なら他人を騙しているからです。
外側の体裁だけ整えて、より良い人生を送ってるように見せているけど、蓋を開けたら実際はトラウマやコンプレックスだらけで、その実態は酷いものだったというのはよくある話です。
人のこと言えないよね?
自分も叩いたら埃だらけだよね?
と。
なのによく、自分のことを棚に上げて他人の事を言えるよねと。
他人を落として自分は真っ当に生きてますアピール。
思い当たりません?(笑)
なので私は自分の情けない姿を表に出して、苦しみもがいている人の方が好感が持てます。
まとめると、何らかのトラウマを持っている人は、心の防御によって自分でも想像もつかない失態を犯してしまったり、社会的制裁を受けるような事件を起こしてしまったり、自ら大切なものを破壊してしまったり。
そういう事が起こることがあるので、出来るだけ早くトラウマの根っこを取り除き、本当に心の底から笑える自分になること。
これが一番大切です。