私は元々、一人で何でも出来る人だったので、私は自立出来ているとずっと思っていました。
でも今から数年前、ある言葉を目にして自分が全く自立出来ていなかったことを思い知りました。
その言葉が、
・自立とは自分一人では生きていけないということを自覚すること
・本当の自立とは依存先の数が多いこと
この2つです。
特にスキゾイドちゃんは、基本的にほとんど人と関わらず、自分一人で何でもやって、一人の世界であらゆることが完結している人が多いと思います。
でも、それこそが自立とは程遠い生き方なんです。
私は長年、一人で好きなように生きているから誰にも迷惑をかけていないと思っていましたが、これが逆だったんです。
誰とも関われない、社会の中で集団の一員として生活出来ないという迷惑をずっとかけ続けていたんです。
人間というのは自分だけで存在しているのではなく、人と人との間であらゆるものとの関係性を育みながら生きているわけで、自立するということは、一切他の人の世話にならないで自分一人で生きていくことではないんです。
だから、少し前までの私みたいに誰とも関わろうとしないスキゾイドは、最も自立から遠い存在だと言えるし、全く自立出来ていない人だったんです。
私は一人で生きていける。
誰の世話にもならない。
誰とも関わりたくないというのは自惚れであり、正しく人に依存するという関係性を全く築けないのであればそれは病気であり、障害です。
「正しく人に依存できること」
「人と人との間でちゃんと生きれること」
この能力が欠落しているうちは、全く自立出来ていないので、まずはちゃんと自立出来るようになることが大切です。
本当の自立とは、自分一人の力で生きていけることではなく、ちゃんと他者に助けを求めることが出来、依存先の選択肢が多い生き方をすることです。
私もこの数年で生き方を見直し、色々な方に正しく依存が出来るようになってきました。
40代で初めての自立。
なかなか新鮮な感覚です(笑)