中学生の時、下校の時間になると決まって流れていた曲があった。
ZARDの「カナリヤ」
とても切ないメロディで、部活が終わった後、いつもこの曲を聞きながら下校していた。
一体誰のセンスでこの曲が選ばれていたのだろう。
大人になった今でも、この曲を聞くと一瞬で中学生時代に戻れる。
大切な思い出の一曲。
時々、全てがどうでもよくなり、誰とも会いたくなくなり、全てが虚しくなり、この世界から消えたくなる瞬間がある。
昔はこの発作みたいな感覚が毎日あり、だからこそ社会と隔絶してずっと一人でいたのだけど、今は年に数回あるかどうかくらいの頻度にはなった。
でも、たまにあるこの感覚が地味につらい。
昔はこんな事を話すと変な人だと思われていたのでずっと黙っていたのだけど、今は「全て嫌になった」「世界が破滅してしまえばいい」なんていうネガティブな発言も堂々と言えるようになった。
元々、この世界には私の居場所なんてどこにもないから、最初からどうでもいいのかもしれない。
「どうでもいい」
「別に」
この感覚と私は一生付き合っていくのかな。
どうしてなんだろう
何もかもが憂鬱
まるで、Mr.Childrenの「Prism」の歌詞のような気分だ。