先日、名前を聞いたら誰もが知っている有名なスケート選手が離婚しました。
本当は名前を書きたかったのですが、色々炎上する時代なので、あえて個人名は伏せようと思いますが、スケートリンクにくまのプーさんのぬいぐるみがたくさん飛んでくる彼です。
結婚してからわずか3ヶ月でのスピード離婚。
それに対して、離婚することになったのはマスコミのせいだ。
彼がかわいそうだという意見がネット上でたくさん見られました。
離婚理由が、彼や奥さんに対する嫌がらせ行為の横行とのことだったので、一見かわいそうに見えるかもしれません。
でも、そういう現象を引き寄せたのは彼自身なんです。
私は離婚のニュースを見た時、真っ先に彼は「自分は幸せになってはいけない」という思い込みが強くあるだろうなと察しました。
そしてパートナーとうまくいかないケースは、男性であればだいたい自分の母親との関係性に問題があるので、すぐにネットで彼の過去のインタビュー記事などを拾って、彼とお母さんとの関係性をチェックしたのですが、やはり親子関係に問題があるのはすぐにわかりました。
彼は、母親との未完了の問題をずっと放置しているから、今回のこの問題が起きたのです。
そして私も長い事ハマっていた「自分は幸せになってはいけない」という思い込み。
この思い込みを持っていると、それはもうそういう人生になるよねという当然の結果が起きます。
つまり、自分で自分を幸せにならないように、いい所までくると自分の手で人生を破壊し始めるからです。
これを自己破壊欲求と言います。
これ実は、先日書いたYOSHIKIさんもこの欲求を持ってるんですよね。
幸せになろうとすると、「幸せになっちゃダメじゃない!」と自分の脳が今の現実を破壊してくるんです。
つまり周りから邪魔されて壊されたんじゃなくて、自分の潜在意識が自ら望んで破壊したんです。
何故なら、幸せになると自分の信じ込みに反するから。
例えば同じ嫌がらせでも、加藤茶さんのご夫婦は、強い絆でそれを乗り越えましたよね。
奥様の綾菜さんも結婚当初は相当ひどい嫌がらせを受けていますが、彼女は決して諦めませんでした。
自分の信念を貫いたんです。
ここに両者の脳の使い方の違いがあります。
要するに、どういう前提で人生を生きているかなんです。
有名な言葉で「思考は現実化する」という言葉がありますが、これはちょっと違って、正確には「前提は現実化する」が正しいと私は思っています。
人生とは自分がどういう前提を持って、どういう脳の使い方、信念で生きているかが全て反映されるんです。
なぜ思い込みを捨てることが重要なのかと言うと、思考のそのさらに奥にある「思い込み」「刷り込み」「信じ込み」。
これらの前提が全て現実化してしまうからなんです。
少し前にも沖縄出身のモデルさんが自ら命を絶ちましたが、彼も度重なる誹謗中傷が原因だと言われていました。
でも違うんです。
ネットで彼の過去のインタビューをいくつも見ましたが、それを読むと彼は「ありのままの自分でここにいてはいけない」「自分には居場所がない」という思い込みを幼少期から強く持っていました。
だから、自己破壊欲求によって、自分で自分を破壊してしまったんです。
つまり子供の頃から、自分を消したいという欲求があったんですね。
自分は沖縄には居場所がない、だから東京に行きたい。
東京にさえ行けば、自分を変えられるはずだ。
彼はそう信じて上京しましたが、元々人生が自己否定から始まっているので、ずっと苦しかった人生だったと思います。
性自認や性的指向の問題も注目されましたが、彼も誹謗中傷をされたから死に追いやられたのではなく、元々強い自己破壊欲求があった。
だから相当辛かっただろうなと思います。
そして私自身も強い自己破壊欲求により、人生で3回も死にかけています。(そのうち一回は臨死体験まで経験しています)
この思い込みの威力と自己破壊欲求って本当に怖いんです。
潜在意識は前提を現実化するためなら、容赦なく手段を選ばず、残酷なほどに現実化してきます。
自分のことは自分ではなかなか気付けないものですが、他人の事例を見ると、「あ!私もこの思い込みあるかも・・・」と気付けたりするので、他人の事例から学ぶって本当に大切なんです。
特に「自分は幸せになってはいけない」
この思い込みを持っていると本当に人生が破綻するので、持っている自覚のある方は、早めに処理するようにしてください。