普段、人とほとんど仲良くならず、独りでいることが多いスキゾイド。
当然、友達もいず、恋人や家族もいないことが多い。
でも、普段人と仲良くならないからこそ、逆にこの人なら心を開ける、仲良くなれるという人を見つけたら、一気にその人に依存する傾向があるのもスキゾイド。
私もこの傾向があるけれど、生きる上で自分の生活の負担にならない範囲で、自分と関わってくれる人はむしろ必要であり、そのバランスが絶妙にとれている人に依存する傾向がある。
私がタイプとして好むのは、
・エゴが少なく自分の価値観を押し付けて来ない人
・存在がまるで空気のようで、一緒にいてもこちらのエネルギーを奪わない人
・常に付かず離れずの距離感を取ってくれる人
・友達と呼べるほど濃い関係ではないし、何でも話せる仲というわけではないけど、自分のことをひそかに大切に思ってくれてることが伝わる人
・感情の起伏が少なく、テンション低めの人
・過度に相手の領域に侵入しない人
・自分の無価値感を満たしてくれる人(これに気付いてゾッとした!笑)
最後の一つは、自分に対して何らかのリスペクトだったり、自分を必要としてくれてるような愛情を感じる人なのですが、これについてはかなり深い説明が必要なので、また別途記事を書こうと思います。
こう考えてみると、スキゾイドが好む人間関係というのは、自分を刺激しないように適度な距離感で接してくれて、重くなくてさり気なく傍に居てくれて、気を使わなくてよくて、ラクにいられる人なのかなと。
ちなみに私のように、子供時代に自分の存在や人格を親から全否定されて育ったようなスキゾイドは、実はもの凄く愛情面での承認欲求が強いので、
自分を透明な器のようなもので優しく包んでくれて、そっと愛情をくれて、でも過度に関わりすぎず、自然体で居心地の良い人には、とても惹かれやすいです。
そして、私はそういう人に依存する傾向があります。
突き詰めていくと、結局自分と同じような波長を持った人が好きという結論になるのですが、だからと言ってそこから本当の友達になれるかというと、それはそれでまた難しいのです。
この依存の正体は、本当の自分をわかって欲しい、そこに寄り添って欲しいという気持ち。
そして、それをわかってくれそうな人、受け止めてくれそうな人を見つけたら、貴重だから離したくないという気持ちになるのだと思います。
でもそこから先、親密な関係を作っていけないのがスキゾイドなので、結局適度に距離を取りながら、自分にとって一番心地良い形で付き合っていくことになります。
逆にそれでもいいから、自分と一緒にいてくれる人。
これが落ちるポイントですね(笑)
この3年くらいずっとスキゾイドを分析していて思いましたが、実はスキゾイドって人格的には最も扱いやすくて、分かりやすいパーソナリティなのではないかなと、今では思っています。
ここさえ押さえておけばというポイントさえ外さなければ、それ以外の面倒な問題は一切起こさないのがスキゾイド。
だから扱いについても、ある程度マニュアル化できる気がしています。
(人間にマニュアル化って失礼な話だけど。笑)
逆に付かず離れずの距離感を無視して、急に距離を縮めてきたり、「カラオケ行きましょうよ!」とか「焼肉行きましょうよ!」とか言ってきたり、
こちらのプライベート情報を色々詮索してきたりと、相手が暴走し始めたら一気にしんどくなるのもスキゾイドなので、
距離感、エネルギーの透明さ、感情を刺激しない平坦さなど、自分が心地良いと感じる相手であれば、むしろ交流を持ちたいと思っているのも、スキゾイドの面白い特徴なのではないかなと個人的には思いました。