My Storage

内観の記録。その他。

人間社会で最強の能力

私がこの4年間で最も衝撃を受けたことがあります。

 

それが、「ITスペシャリストが語る芸術」というブログを書いているKayさんの記事です。

 

人間社会で最強の能力 : ITスペシャリストが語る芸術

 

この記事の内容があまりにも衝撃だったので、以下抜粋して引用します。

 

 

(ここから)

 

人間が生きていく上で、一番重要な能力は何か?


いろいろな考え方はあろうが、おそらく、間違いのない答は、「誰とでも仲良くなれる能力」だ。

 

誰とでも仲良く出来る能力があれば、どんな時代になっても生きていける。

 


学校だろうが、会社だろうが、その他、いかなる職場、さらには政治の世界・・・いかなる場所でも、誰とでも仲良くなれる者は、苦労せずに済み、適切な能力があれば、大きな目標を達成する可能性も高いのである。


平凡で大した能力がなくても、誰とでも仲良く出来さえすれば、楽々と必要な獲物を得られる。

 


逆に言えば、人と仲良くすることが苦手であれば、優れた能力を持っていても、苦労し、神経をすり減らし、ストレスを溜めながら大変な奮闘をした挙句、最低限のものすら得られないということも十分あり得る。


人付き合いが苦手だと公言する人は多いし、アニメのヒーローやヒロインにも、そんなタイプが多い。


しかし、そんな者は、惨めな目に遭った挙句、敗者になる可能性が大きいのである。


人と仲良くなる能力は、どうすれば得られるのだろう?


まず、訓練法などない。


人と仲良くやっていかざるを得ない環境に放り込まれて、自然に能力を得るしかない。

 


だから、子供は、小さい時から、心配もあろうが、知らない人達の中に放り込んで放置しなければならない。


それは、早ければ早いほど良い。


4つ5つになるまで、母親がべったり構っていたら、もう遅い。

 


しかし、特に日本では、子供が、中学生や高校生、あるいは、それ以上になるのに、親が必要以上に世話を焼いていることが多いが、それは、子供にあまりに大きな不幸を与えているのである。


特に、母親が息子に過剰に構い、もう、どうしようもない駄目な男にしてしまっていることが、なんと多いことか。


しかし、人と仲良くする能力は、子供の時に身に付けないと、それを得るのは、もうかなり難しいのである。


だが、その能力を身に付けることに失敗した者が、なんと沢山いることだろう。


そんな者は、いまさら、誰とでも仲良くなれるようになるのは不可能だ。

 

(ここまで)

 

 

私はこの記事を読んで、深く共感すると同時に、まさにここに書かれていることは私のことだと非常に落胆したのを覚えています。

 

 

そもそも私は人と仲良くなる能力はゼロだったし、コミュニケーション能力も人見知りこそしないものの、メンバーシップなどの交流には非常に苦労したし、

 

何より人とうまく関われない代わりに、他の能力やスキルや知識を淡々と積み上げてきたものの、結局誰とでも仲良く出来る能力のある人に、最終的にはおいしい所を全て持っていかれるということが非常に多い人生だったのです。

 

 

そして、特に私が読んで落胆したのはここ。

 

人と仲良くすることが苦手であれば、優れた能力を持っていても、苦労し、神経をすり減らし、ストレスを溜めながら大変な奮闘をした挙句、最低限のものすら得られないということも十分あり得る。

 

もう、まさにこれ(笑)

 

 

私は正直、何においても能力は高い方で、色々なことを器用にこなせるのですが、その代わり世の中をうまく渡っていくことが出来なかったことで、損をしたことがとても多いのです。

 

そんな私を横目に、ブローカー的な立ち位置でスムーズに人生を運んでいる人の軽やかさ。

 

 

私が唯一、人生で悔やまれることは人と仲良くする能力が激しく欠落していたことです。

 

実は私は、自分と真剣に向き合うようになってから、自分と同じようなパーソナリティを持った人の末路を見るようになったんですね。

 

 

人生に迷った時は、自分と同じような生き方をしている人の末路を見る。


そうすると、この生き方を継続していった先にどういう人生の結末があるかが分かるから、それが自分にとっても重要な答えになるんです。

 

 

若い時は体力もエネルギーも十分にあるので、いくらでも自分をカモフラージュ出来ますが、歳をとって死が近くなってきた時は、もう自分を繕ったり誤魔化す力もなくなってきます。

 

その時、知識や能力はあるけど、人と仲良くするスキルがない人はどんな晩年になるか。

 

 

私はそれを人知れず研究していて愕然としたのです。

 

もう例外なく幸福とは呼べない結末になっている。

 

 

特に男性は、セルフネグレクトに陥りがちで、家がゴミ屋敷になっている人が圧倒的に多かったのです。

 

私はこうはなりたくない。

 

そう思って、必死に自分を立て直してきたのもあります。

 

 

でもこれも本当に難しいところで、私のように一人で何でも出来てしまう孤高タイプがいいのか、一人で人生を切り開く力はないけど、周りの人間をうまく使いながら、世の中をうまく渡っていって最終的に人生が豊かになっている方がいいのか。

 

ただやっぱり、一人で生きていて人とあまり関わらない人は、少なくとも幸福な人生にはなっていないと感じるので、この人と仲良くなる能力というのは、例え遅いと言われてもやはり身に着けておいた方が人生が豊かになるのは間違いないと思っています。