新しい事を一切やらずに、自分のメンテナンスに徹していると、私はここまで深刻で重要な問題を、よく長年放置してきたものだなと自分でも驚く。
というか呆れる。
特に親子の問題。
これは先送りにした分だけ、自分がどんどん苦しくなるので、膿を出すなら早い方がいい。
人は自分と向き合いたくない時、目先を変えるような新しい事をやってみたり、他人から提案された面白い話に乗ってみたり、とにかく今の自分の違和感を消すためなら、何でもやる。
そうして本来の問題を上書きしているうちに、本当の自分の問題に手が付けられなくなり、いずれ倒れる。
本当の自分はいつだって全力で叫んでいる。
「そっちじゃないよー!!」
「まずこっちを何とかしてー!!」って。