私が表現する感情の中で最も少ないのは怒りだろうと思う。
人生で記憶している限り、怒った記憶はほとんどない。
学生時代からずっと仲の良い友達も、会社員時代の同僚や先輩も、今の仕事仲間も家族も誰一人、「ちょこが怒ったところを見たことがない」という。
怒りがないわけではないけれど、「怒る」という感情を遠いどこかへ忘れてきてしまった。
そしてそれは、内観をしている時だけ突然出てくる。
私の心の中は、常に穏やかで優しくて静かで。
それはまるで夏に降る雪のようだと思っている。
世界で一番大好きな曲。