今日はマスタリーについて、記事を書いてみようと思います。
マスタリーの道とは何かというと、自分の信じる道をひたすら貫いて、その世界の中で生き方を深めて進化成長していく道のことです。
マスタリーとは簡単に言えば、何か一つのことに特化してその道を極めている人のことで、そういう生き方をしている人と言ってもいいと思います。
そして、マスタリーには3つの道があるのですが、その3つが以下。
1.天命としてのマスタリー
2.使命としてのマスタリー
3.なんとなくやり始めたものだったけれど、気が付いたらその分野を極めていた。
主にこの3つがあります。
1は自分ではそれをやるつもりはなかったけれど、天から呼ばれて仕方なくその道に期せずして入ってしまった人。
Callingなんて言われたりもするように、とにかくその道に呼ばれてしまって、やりたいかやりたくないかに関わらず、やらざるを得なくなってしまった人。
私はまさにこれです(笑)
そして2は、自分でこれは私の使命だ、私はこれをやるために生まれてきたんだと気付き、それをミッションとして掲げて、その道を自らの意志で進んで深めている人。
3は、親から強制的にやらされた事とか、たまたま出会った人や場所、環境などの影響でそれをやることになってしまい、元々は自分の意志ではないけれど、気が付いたらその分野を深めてしまっていた人。
こんな感じになると思います。
そして幸福という観点で人生を見るのであれば、何か一つ自分が夢中になれるもの、マスタリーの道としての生き方を持っている方が、何もない人よりは幸せになれると言えます。
なので何でもいいから、没頭出来るものがあるとより幸福になれるのですが、残念ながら自分には何もないという人も多いみたいなんですよね。
ちなみに私は1のタイプと書きましたが、なぜ1かと言うと完全に神様に呼ばれて「あなたがやりなさい」というゴングが鳴ったからです(笑)
私は今、何のマスタリーかというと、
・パーソナリティの研究
・認知行動療法の研究
この2つです。
今から5年前に急に体が動かなくなって倒れた時、その原因が幼少期からのずっと抑圧されていた未完了の問題にあると分かり、自分の人生を総点検せざるを得なくなった。
極限までこじれていた自分の認知の歪みを紐解いていくにあたり、内観や認知行動療法を始めた結果、その分野を必然的に深く追求せざるを得なくなった。
何故なら、私の場合はあまりにも拗れすぎていたために、巷にある自分を立て直す方法では何をやってもダメだったからです。
だから自分で親の呪縛を解くマニュアルを作り、人格矯正を始めた。
そのプロセスを発信すること自体が、期せずしてマスタリーの道になってしまったわけです。
そうして誰よりも人格と認知というものを深く研究し、その一部をこのブログでも書いたりしているわけですが、ハッキリ言って全く楽しい道ではないどころか、この5年間は結構な地獄も見ています(笑)
極めるということが簡単ではないことは知っていますが、それでも一回も辞めようと思わなかったのは、私と同じことをしている人が他にいないからです。
同じジャンルで似たようなことをしている人は他にもいますが、私がやっている角度から同じものを研究している人はいなかった。
だから私がやるしかないと思ったわけです。
自分が最初の事例になればいい。
それをさらけ出せばいい。
(というかそれをあなたがやりなさいと神様から言われた)
そうしてこの5年間ずっと続けてきました。
その前は、トレーダーとしてデイトレードを極める道にいたり、ビジネスではマーケティングの道のマスタリーでもありましたが、それらは自分が好きでやっていたものなので、また今とは別の感覚です。
私は天命として、主にパーソナリティ障害を中心に生きづらさを抱えている人たちの希望の光となるべく立ち上がったと言っても過言ではありません。
そしてもう一つ、「人生は思い出作り」という生き方を伝えるマスタリーでもあります。
ちなみにこれは使命なので2です。
(ただこの話は長くなるので、今回ここでは言及しません。)
ちなみに私の大好きなふなっしーは、「船橋発!日本を元気に!!」をキャッチフレーズにご当地キャラクターとして、日本中のみんなを元気にするマスタリーです。
彼も私と同じ1のタイプで、ふなっしー(の中の人)は元々家具屋さんのオーナーでしたが、東日本大震災をきっかけに神様に呼ばれ、何故か着ぐるみを着てふなっしーとして活動することになってしまった。
本当はこんな仕事やるつもりじゃなかったけど、みんなが応援してくれて、必要としてくれるなら続けるしかない。
まさに自分の意志じゃないけど、もう10年以上もその道を天命として歩いてきた人です。
こんなふうに、神様から呼ばれて自動的にマスタリーの道に入ってしまうと、それはそれなりに苦労もあるのですが、やっている内容はとても意味のあることだったりするので、得られる充足感はとても大きなものがあります。
そんな感じで、本当に何でもいいので何か一つ自分が夢中になれるもの、没頭出来るものを持っている人生を歩めるように、自分を日々高めていくと、より生き方が豊かになるのではないかなと思います。
今だから堂々と言えますが、認知行動療法を私ほど極めてやっている人は、日本では他にいないと思いますよ。
極めるなら徹底的にやる。
結果はどうであれ、その過程がやる方も見る方もとても面白いからです。
親の異常な教育で人間ではなく宇宙人に育ってしまった奇人(私)が、自分の手で人間に戻っていくストーリー。
最高に面白くないですか?(笑)
心理学とか脳科学とか言語学とか色々な観点から人間を研究している人はたくさんいますが、私は「スキゾイド」だけに特化していて、それを他にやっている人がいないから面白いのです。
当事者が「スキゾイド」について徹底的に掘り下げるからこそ、やる価値があるし、その対象として私が選ばれたんです。
そう考えると面白い人生だなと思いますよ、本当に。
ということで、今日はマスタリーについて話してみました。
ちなみに、スキゾイドも自分の世界から一歩も外に出ようとしないのであれば、ある意味で孤独を極めているマスタリーと言えますよね。
孤独を極めたスキゾイドちゃんが幸せになるかと言えば、私の経験上、決して幸せにはならないというのが答えですが、他のパーソナリティを持った人たちが決して経験出来ない道を歩いているという意味では、とても貴重な孤独のマスタリーであるとは思います。
最後に私の好きなマスタリーを紹介しておきます。
ギター弾き界隈ではとても有名な人ですが、「ギターでマリオメドレー」
ギターもここまで極めると、凄すぎて笑いが出ます(笑)